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こだわりのお餅

福井のもち米と水で作った本格杵つき餅

国内で販売されている餅には、もち米をそのまま使った「つき餅」と、もち米粉を使った「練り餅」があります。昔は、鏡餅や丸餅、切り餅を作る場合は、もち米を蒸して杵と臼でついて作る「つき餅」タイプでした。
また和菓子のようなものは、粉を使った「練りもち」タイプがほとんどでした。しかし、最近では鏡餅や丸餅などにも、安価な練り餅タイプが多く販売されています。
あらたま食品は、餅類、おはぎ、大福餅の全ての商品に対して、「福井産もち米を主とした北陸産もち米で作った本格杵つき餅」にこだわっています。材料となるもち米は主に福井産の「福井丹頂餅米」。

そして、福井県の中心を流れる一級河川日野川の恩恵を古くより受ける越前市の豊富な地下水を利用しています。福井県は冬の降雪や降水量の多さで美味しい地下水に恵まれた地域です。このもち米と美味しい水によって作られる本格杵つき餅。
「コシ」の強い、しっかりとした歯ごたえのある餅本来の味をお楽しみください。
本格的な杵つきの餅なので、煮ても煮くずれせず、焼くと表面は香ばしく中はしっかりとした伸びのある自慢の仕上がりです。

杵つき餅にこだわる理由

日本にある昔からの製法で、もち米をといでから十分に水に浸し、その後水気を切って布に包んで蒸します。
蒸しあがったもち米を杵と臼で米粒がなくなるまでついた後、鏡餅、斗棒もち、節句餅などの用途によって形を成型します。
もち米を粒のまま蒸して使うことと、杵つきによって「腰の強さ」が生まれます。この腰の強さが、食味や歯ごたえを左右します。
焼いた時の膨れ具合や、伸ばした時の伸び具合、粘り具合、そして、関西風雑煮のように煮た時の型崩れしないといった特徴があります。
特に関西風雑煮のようなお湯で煮て召し上がる場合は、練り餅ですと煮崩れし形がなくなってしまいますので、杵つき餅をご用意ください。

斗棒餅とは

「斗棒(とぼう)」とは、昔、穀物を量るときに、枡をなぞって中の穀物を平らにする棒のことをいいます。斗棒餅は、その形に似ているところからついた名前ではないかと言われています。福井、石川、富山の北陸地方で昔から作られていた斗棒餅(とぼもち)。
つきたての餅を棒状に型を取り、固くなってから切った切り餅タイプです。
塩味がついているので、醤油などつけず焼いてそのまま食べることができます。あらたま食品の斗棒餅は豆、えび、よもぎの3種類があります。

鏡餅の切り方

お正月に飾られていた鏡もちは、1月11日を過ぎると「鏡開き」といって飾るのをやめて、餅を食べるのが古くからのしきたりです。餅を割るというのは縁起が悪いので「開く」という言葉に置き換えたようです。
大昔は、餅を刃物で切るのをきらって、手で割り砕いたり、金づちで割り開くようにしたようです。
神様のお供えものをいただいて一家の無病息災を祈るという意味があったと言われています。10日以上飾っている鏡もちは非常に固くなっています。
現在では餅切り器や餅切り包丁などがありますが、乾燥した固い鏡もちを切るのは大変な力がいります。切る際に、しばらく水につけて表面を柔らかくしてから切るのがよいでしょう。

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